公開日 2025年9月2日
現在、町内においてマダニを媒介とした感染症「SFTS」に感染した猫が数例確認されています。
この感染症は死亡率が約4人に1人と危険度の高い感染症です。
マダニが媒介する感染症を予防するため、対策を心がけてください。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、マダニにより媒介されるSFTSウイルスを原因とする人と動物の共通伝染病です。
人の主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)で、重症化すると死亡することもあり、患者の約27%(※)が亡くなっています。特に、高齢者では重症化しやすいと考えられています。
犬や猫等の動物では、発熱や食欲不振の症状がみられ、発症した猫の約70%(※)が死亡しています。
※重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)より
人への感染経路・感染状況
感染したマダニに咬まれたり、発症している動物の排泄物や体液に接触することで感染します。
感染した猫からの咬傷や接触による飼育者や動物病院従事者の感染例もあります。
予防
マダニに咬まれないよう、草むらや藪などに入る場合には、肌の露出を少なくし、マダニに効く虫よけ剤を使用してください。
感染した猫の糞尿や唾液からの感染例もあります。
野生動物を扱う時には、手袋やゴーグル等で目と鼻を保護してください。
動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝たりすることなど)は控えてください。
また、動物由来感染症に対する予防の観点からも、動物に触ったら必ず手を洗いましょう。
詳しい情報について
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省ホームページ)(クリックすると移動します)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)(クリックすると移動します)