伝染性紅斑(リンゴ病)に気をつけましょう

公開日 2024年12月13日

伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、子どもを中心に冬から夏にかけて流行します。

両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

現在、例年と比較して伝染性紅斑の届出数が増加傾向にあるため、十分注意してください。

 

主な症状

約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、頬に赤い発疹が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発疹が広がりますが、これらの発疹は1週間程度で消失します。なかには長引いたり、一度消えた発疹が短期間のうちに再び出現したりすることがあります。

成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもあります。

 

妊娠中または妊娠の可能性がある方へ

過去に伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫等の重篤な状態や流産のリスクとなる可能性があります。

熱や倦怠感が出た後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談してください。

また、感染しても症状がない場合もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際、医師に伝えてください。

 

感染経路

○咳やくしゃみ、つばなどのしぶきに含まれるウイルスによる飛沫感染

○感染者と接触したりすることによる接触感染

 

予防と対策

伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません

○外出先からの帰宅時や食事前などには、こまめな手洗いを徹底しましょう。

○くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいる可能性があるため、マスクを着用するなど咳エチケットを心がけましょう。

 

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健康増進課
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