公開日 2017年10月2日
南伊豆町では、自然資源を象徴する「森」「里」「川」「海」を保全・再生してつなげること、また、それぞれにかかわる人をつなげること、そして、都市部に住む人たちも含めて国民全体で「森里川海」の保全とそれに関わる人たちを支えることを目指して立ち上がった「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトに賛同し、「南伊豆を未来へつなぐ森里川海プロジェクト」を開始しました。
南伊豆町は、その源流から海まで、山と海とを一本の清流で繋ぐ青野川によって山(森)から海へ豊かな恵みをもたらされ、同時に流域にある里にも潤いを与えられてきた、まさに森里川海の好循環で豊かな自然環境と暮らしが守られてきた地域です。
海の資源を享受する方々もその資源の源は森であり、森を育てる水は海からの恵みの雨であることを理解し、町全体で、森里川海をつなぎ、支えていく取組を推進することで将来にわたりこの自然環境を維持していくとともに低炭素・資源循環・自然共生社会の実現に向け、国や他の地域、団体とも協力し、プロジェクトを進めていきます。
環境省森里川海プロジェクトについて
環境省は平成26年12月に「つなげよう、支えよう森里川」と銘打って省内にプロジェクトチームを立ち上げました。以降、地方公共団体、有識者、先進的な取り組みを実施している方々と対話や議論を行いながら、森里川の恵みを将来にわたって享受し、安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と対策の方向を取りまとめ、全国で取り組みを進めています。
〇環境省「つなげよう、支えよう森里川」ホームページ http://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/
活動報告
〇オーガニックコットンプロジェクトについて

〇「キックオフフォーラム」開催(約100名参加)
平成29年2月15日(水)役場湯けむりホールにてキックオフフォーラムを開催しました。当日は場所文化フォーラム代表理事吉澤保幸氏による基調講演「地方創生と森里川海プロジェクトの意味」や環境省岡野隆宏氏による講演、町内小中学生による「こども版総合戦略発表会」、吉澤氏をコーディネーターに町長や町内事業者、有識者、子供達と「森里川の恵みから南伊豆の未来を考える」トークセッションなどが行われました。
そして最後に、トークセッションの意見を「南伊豆を未来へつなぐ森里川海宣言 5つのアクション」としてとりまとめ、閉会しました。
南伊豆を未来へつなぐ森里川海宣言 5つのアクション
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青野川によって繋がる森里川海と地域の歴史・文化を守ります |
南伊豆の森里川海を活かした多様な生業と雇用を生み出し、産業を再生、創造します | |
南伊豆の森里川海の持つ循環可能な資源の活用を図ります | |
南伊豆の森里川海を活かした都市との交流を通じて、地域が自立し、都市と支え合う持続可能な仕組づくりを進めます | |
大人たちが責任を持って、子どもたちと一緒に取り組みながら、南伊豆の森里川海を次世代に引き継ぎます |