公開日 2014年7月28日
平成25年6月と11月に発表された「静岡県第4次地震被害想定」では、南伊豆町において、1570棟が全壊(内津波により1500棟)し、2710人が死亡(内津波
により2700人)するという非常に厳しい想定内容になりました。南伊豆町では、この被害想定を今後の防災対策を推進する上でのひとつの指針として、
1) 犠牲者ゼロを目指す。
2) 災害時の医療救護体制の確立を目指す。
3) 安心して暮らせる地域づくりを推進する。
以上3つの目標のもと、「南伊豆町地震・津波対策アクションプログラム2014」を策定し、防災対策を実施します。
【計画期間】
平成26年度から平成34年度までの9年間
【アクションと個別目標】
アクション:減災を達成するため、72のアクションを盛り込みました。
目標指標:アクションごとに具体的な取り組み及び達成すべき数値目標、達成時期を定めました。
【アクション実施の考え方】
1) 減災対策を推進して「犠牲者ゼロ」を目指し、「安心して暮らせる地域を創る」ため、町は各アクションを積極的に取り組みます。
2) 「自助」、「共助」、「公助」の観点から、町民、事業所等が実施主体となるアクションも盛り込みました。
3) 建築物等の耐震化や津波からの早期避難など、町民一人ひとりが主体的に取り組む「自助」が重要であることから、自らの命は自ら守るという防災の
原点に立ち返った対策を推進します。
4) 自主防災組織を中心に地域の住民や事業所、学校などが協力して対策を進める「共助」の取り組みを推進します。
5) 町は、様々なハード・ソフト事業を組み合わせた防災・減災対策を「公助」として推進するとともに、地域や家庭の「自助」、「共助」も積極的に支援します。
各アクションは、定期的にローリングを実施し、その結果を踏まえ、必要に応じて対策の手法や目標等の見直しを行います。
南伊豆町地震・津波対策アクションプログラム2014.pdf(329KBytes)