公開日 2021年8月20日
新型コロナウイルス感染症予防対策
自然歩道ご利用のみなさま
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、自然歩道の利用にあたっては、下記の点について気をつけてください。
・マスクを着用し、人と人との十分な間隔(2m以上)を確保して楽しんでください
・四阿(あずまや)等での休憩時の食事や会話は対面では行わないようにしてください
・トイレ使用後の入念な手洗いを徹底してください
タライ岬歩道 距離3.7km 歩程1時間50分
南伊豆町随一の海水浴場弓ヶ浜、その名のとおり弓なりになった長い白砂の浜は、夏にはビーチパラソルの花が咲き若者や家族連れで賑わう松林の中に「休暇村南伊豆」があってここがこのコースの起点。
伊豆急下田駅から石廊崎灯台行バスで23分、休暇村で下車。松をわたる風の音を聞きながら東へ進み小さな岬をつっきると荒々しい磯、逢ヶ浜へ出る。弓ヶ浜の砂浜とは対照的にゴロタ石と奇石が浮かぶ浜。潮が満ちてくると群雀の鳴くような音をたてる雀岩、続いてしゅうとめ岩、とんがった奇妙なエビ穴。
吹折板という石と丸太の階段を登る。11月頃にはツワブキやイソギクの黄色い花で道が埋まる。 上りきった所が案内標のある分岐。右にキツイ急階段を上っていく健脚コースと急階段を迂回するらくらくコースとがある。健脚コースを上がって潅木の中を通り、階段を下りきると、らくらくコースと合流。緩やかに灌木の中を上り返し、ウバメガシの林を抜けるとタライ岬に飛び出る。
足もとに広がる青い海、岩に打ち寄せる白い波!右後方に弓ヶ浜から南伊豆の海岸線、その先には蓑掛岩、石廊崎。正面には灯台をのせた神子元島(みこもとじま)、はるか沖には伊豆七島が・・・。さらに左を見ると岩礁の多い荒磯でポッカリと半月形に口をあけた大きな洞窟も見える。その脇の大きな島が遠国島(おんごくじま)で頼朝にまつわる伝説が残っている。ほぼタライ岬が下田市と南伊豆町の境となる。
再び灌木の中を下って磯に出てから小さな沢沿いに上がる磯づたいに釣り人が歩く道もある。
沢沿いの道の両側に無数の小さな穴があいている。このあたりで「ウオノカニ」と呼ばれているカニの穴だ。
ゆるやかに灌木林を行くとボートウォークの道となり、上りきると丁字路の分岐。左すぐ上にタライ岬へ向った分岐が見える。右へ平坦な道を行く。沢沿いからこの辺りまでツバキが植栽されている。