公開日 2008年3月31日
南伊豆町では、石垣りんさんの作品を末永く保存し、多くの方々に親しんでいただくとともに、文学の香り豊かなまちづくりを目指すため、「石垣りん文学記念基金条例」を制定し、平成20年4月より、全国に向けて募金を呼びかけたところ、尊いご寄付とともに温かい励ましのお言葉をたくさんいただきました。
全国の皆様からの温かいご支援のもと、平成21年3月29日には「石垣りん文学記念室」をオープンすることができました。
当日は、詩人の谷川俊太郎氏と童話屋社長の田中和雄氏による「対談 石垣りんの世界」が披露され、県内外から訪れた多くの方を魅了しました。
あらためて“詩人 石垣りん”の力に驚かされました。
町では、文学記念室の開館を新たな出発点と考えております。貴重な浄財は、これからの運営基金として活用させていただきますので、今後とも皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
☆ご寄付の方法
郵便、電話、FAXのいずれかの方法で、下記へお申込ください。
お申込いただいた方に「納付書」をお送りします。
~ 町内外からのお申込をお待ちしております ~
【お申込・お問合せ先】 ※その他ご不明な点は、お気軽にお問合せください。
- 郵便 〒415-0304
静岡県賀茂郡南伊豆町加納791-1
南伊豆町立図書館 基金担当係宛 - 電話 0558-62-7100
- FAX 0558-62-1402
石垣りんさんとは…
旧日本興業銀行に勤務する傍ら、働く女性の視点から平易な表現で“生活詩”を書き続け、H氏賞、田村俊子賞、地球賞などを受賞されました。
「やさしい言葉を使いながらも、物事の本質を鋭く見抜く作風」と評され、「表札」、「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」など数多くの有名な作品を遺しました。
石垣りんさんと南伊豆町
石垣りんさんの父は、南伊豆町子浦の出身で、石垣さんは生前たびたび南伊豆を訪れております。また、2004年に逝去された石垣さんの墓は、父母の眠る子浦西林寺の海を見下ろす高台にあります。
没後、その遺品と蔵書が南伊豆町に寄贈されたのは、ご本人のご意思及びご遺族のご好意によるものです。
ふるさとの詩人・随筆作家 “石垣りん”
『広報みなみいず』 にて5回にわたって、石垣りんさんの特集を組み、詩集・随筆に親しんでいただきました。